コロナ禍による影響なのか、スマホの普及によるものなのか、副業を探す人が増えているわけですが、その際に2022年最新副業ランキングのようなランキングサイトには注意して下さいね。

今日はネット上の副業、その中でもスマホを利用する副業についての注意喚起です。

 

たとえば、以下の画像のサイト。ここ結構やり方が巧妙です。

2022年最新の副業ランキングサイト

上の画像はスマホでのスクリーンショットです。

このサイトはパソコンでアクセスするとおすすめしているのは1位がモッピーというポイントサイトだったり、2位はココナラだったりと、だからと言ってそうそう稼げるわけでもないのですが、まともな副業をおすすめしています。

ですが、スマホで閲覧すると内容が変わるんですよ。

2022年最新の副業ランキングの実態

この2022年最新の副業ランキングをスマホで閲覧すると第1位に表示されるのは、以下の画像ような案件です。

ハルエレナ

凄いっす。

たった10分のスマホでの簡単な作業で3万円以上稼げるんですよ。

本当ならワシ、やる! 頑張る!(笑)

他に掲載されている案件も以下のようなものです。

ミラソップ

テガルナツ

チルイチゴ

チェキロキ

どれもこれも凄いでしょ。

ここに記載されていることが本当なら、ワシ全部やる!

全部やったら1日数十万円稼げますからねえ。

 

ですが、法律で言うところの社会通念上の常識で考えれば、こんな美味しい話はありえないでしょ。

 

スマホで閲覧した際にのみ、上の画像のような美味しい案件が山盛り表示されるという仕組みなんですよ。

つまり、2022年最新の副業ランキングというサイトの実態はスマホ閲覧者のみを対象にして上の画像のようないかにも美味しい案件(常識で考えればありえない案件)を紹介してそれぞれのサイトに誘導するためのサイトです。

それぞれの案件は具体的にどのようなものなのか?

上で画像でお見せした5つの案件ですが、名前と内容は若干違うものの、ネーミングも内容も同じようなものばかりですよね。

もしかしたらすべて運営者は同じかもしれませんし、やっていることはどれも同じなので単に運営者が稼げるから乱立しているのかもしれませんが、そこは重要なポイントではありません。

 

では、それぞれのいかにも美味しい案件は具体的にどのようなものなのか?

 

上記5つの全ての案件が別サイトへ誘導されると、また同じようにスマホだけでとても簡単に、初心者でもめちゃくちゃ稼げるという内容のサイトになっていて、必ずLINEの友達登録へと誘導されます。

だからスマホ利用者を対象にしているわけですね。

 

ちなみに、どのサイトも「具体的にどんなことをするのか?」ということは一切書かれていませんし、どのサイトにも特定商取引法に基づく表記(運営者の住所や名前、連絡先などの情報)もありません。

この時点でアウトですね。

具体的に何をするのか? それが記載されていないビジネスは関わったらダメっす。

特定商取引法上の表記が無い場合も関わったらダメです。

 

では、もしLINEの友達登録をするとどうなるのか?

 

登録をすると「楽して簡単に稼げる案件」が紹介されます。

スーパー楽に、ほとんど作業もすることなく、ほんとにスキマ時間でスマホだけで(時にはパソコン関連もありますが)誰でも稼げる情報なるものが案件として送られてくるんですよ。

 

じゃ、送られてくる案件はどのようなものなのか?

 

要するに送られてくる案件がまっとうなものならば何も問題はないわけですが、まっとうなものならば、こんなおかしなことはするはずもなく、LINEに送られてくる情報とは、全てオプトイン案件なんですよ。

LINEに友達登録をした人が、無料で情報をもらうためにメールアドレスを登録すれば、あるいはLINEの友達登録をすれば、1人につきいくらという報酬が上記の5つのサイトには入ってくるという仕組みですね。

 

結局のところ、いずれのサイトも「美味しい案件」を無料で紹介するふりをして、無料登録してくれれば自分が儲かる案件を紹介しているだけなんですよ。

まあ、ここまでだったら、特別大きな問題でもないんですけど、そもそも、LINEの友達登録をした人達はどんな人たちなのでしょうか。

あの怪しげな謳い文句に惹かれて登録した人ですよ。

しかも、楽してほとんど何もすることなく稼ぎたい人ですよ。

そんな人に対して一般的なオプトイン案件を紹介しても登録するはずがないですよね。

 

オプトイン案件自体は悪質でもなんでもなく、まっとうなビジネスです。普通は。

 

ですけど、問題はそのオプトイン案件を利用して詐欺まがいのビジネスをする人達がいるから困るんですよ。

怪しい謳い文句をたいして疑うことなく(疑いつつも登録する人ですから)、楽して大きく稼ぎたい人に向くようなそんなオプトイン案件もまた、「具体的に何をするのか?」わからないまま現実性の無い常識ではありえない楽をして、というよりも、ほぼ何もすることなく大きく稼げるということをアピールする案件なんです。

 

で、最終的には意味不明の高額商品や高額サービスを売る!

 

もともと疑わない人達ですから、信じて買う!

 

でも、当然いくら大金を支払ったところで、そんな非現実的な稼ぎ方はありえませんから、お金を支払うだけでまったく稼げずに終わる。

という詐欺的な案件に騙されるというわけです。

スマホでの広告に注意すべし

一昔前は、パソコンの広告でもこのような怪しいオプトイン案件は溢れかえっていました。

ですが、最近はスマホの普及により、スマホのほうに怪しい案件は移行しているようですね。

スマホのアプリを使用する際に表示される広告には要注意です。

そのような広告で2022年最新の副業ランキングのようなサイトへの誘導や上記の5つのようなサイトへ誘導しています。

 

あるいはYouTubeの広告も要注意です。

 

すべての広告が怪しいわけではありませんが、手軽に稼げる系の広告は関わらないで下さい。

 

Googleで検索した際に表示される広告でさえも要注意です。

 

以下の画像はスマホでのGoogleの検索結果ですけど、画像に表示されているのは広告ですからね。

スマホでの広告例

最初に表示されるので人気のサイトだと思っている人もいらっしゃるようですけど(というかそういう人を狙うわけですけど)、上の画像で赤枠で囲んでいるように「広告」と書かれていますから。

この広告でさえ、悪質なサイトが非常に多いですから。

ちなみに、今回の2022年最新の副業ランキングのサイトもこの広告で見つけたものです。

この広告はスマホでの検索でしか表示されません。

パソコンでは表示しないようにしているわけです。

まとめ

上記のようなパターンの誘導が最近非常に多くなっているようですから、注意をして下さい。

というか、注意ではなく関わらないで下さい。

 

今回紹介したサイト以外でも、2022年の副業ランキングサイトはたくさんありますが、その多くは同じようなことをしていますから。

 

そもそも、サイト内で「具体的に何をやるのか?」その記載がない時点で関わったらダメです。

特定商取引法上の表記が無い時点で関わったらダメです。

これはネットビジネスで稼ぐための教材についても同じことが言えます。

 

だからと言って、「具体的に何をやるのか?」が明記されていて、特定商取引法上の表記もきっちりと記載されていれば大丈夫なのかと言えば、そうとばかりは言えません。

先に注意喚起したアフィリサロンPLUS+ONEのようなものもあるわけですから。

 

大事なことは努力しなければ、稼げないということです。

いくらスマホやパソコンが普及して、今まででは出来なかったような稼ぎ方が出来るようになったと言っても、それでも、お金を稼ぐには努力が必要。これは「常識」でしょ。

その常識を外れたものは関わったら騙されるだけですよ。

くれぐれもご注意下さい。